STY2018の記録【レース編①】

前回の記事では STY の装備について記したので、今回はレース展開について。 

～レース前日

UTMF / STY2018 を出走することになってまず悩んだのがフィニッシュしてからの帰路だ。

UTMFは前回までとコースが大幅変更されワンウェイとなったが、富士山を半周するSTYは元よりワンウェイだ。つまりスタートとフィニッシュの地点が違う。荷物はスタート地点で預ければフィニッシュ地点に運んでくれるが、問題なのは人間よ。つまり俺。フィニッシュした後の俺をどうやって家に運ぶのか。ルートはいくつかあるが主に

1. レース当日、北麓駐車場に車を置いてから、スタート地点のこどもの国へバスで移動(要予約)。フィニッシュ後、北麓駐車場へバスで移動(1時間に1本くらい。無料)し帰宅。
2. スタート地点のこどもの国へ車を置き、フィニッシュ後、バスでこどもの国へ移動(要予約。時間指定)し帰宅。

どっちにしてもバスを利用する必要があって結構めんどくさい。しかも有料予約制。

だがこの問題はすぐに解決した。

なななんと！名古屋在住の大学時代の友人がA2とA4でサポートをしてくれ、さらにフィニッシュ地点まで来てくれることになったのだ！ｷﾀ――(ﾟ∀ﾟ)――!!いやー、やっぱり持つべきはノリのいい友達だね！佐藤、ありがとう！

ということで、フィニッシュ地点の大池公園に車で(正確には北麓駐車場だけど)来てくれることになったので、「じゃあ俺は家からスタート地点のこどもの国に直行するわ」という流れになった。幸いにも家からこどもの国はそこそこ近いので、レース当日の朝発でも十分に余裕がある。

フィニッシュ地点からスタート地点へのアクセスが決まったので、次は必携品チェックとナンバーカードの引換えだ。

どちらもレース当日、スタート地点のこどもの国で実施可能だが「絶対混むっしょ！」と思いレースの前日、つまり4月26日に時之栖で必携品チェックを行った。

チェックは2分で終了。チェックリストに従って必携品(の一部)を提示する形。たぶん、チェックリストは何種類か用意されていてランダムにリストが選択されるんだと思う。

チェックが終わると手首に蛍光色のバンドを装着する。

「レース終了まで外すことは出来ません」と言われるとなんとなく窮屈に感じる。もう少し遊びを持たせておくべきだったか…と後悔するも、レース終了まで特に問題なし。

時之栖を散歩して、その日は家に帰った。 

レース当日～スタートまで

STYのスタートは12時なので、もろもろ逆算し9時前にスタート地点のこどもの国に着いた。

駐車場から…結構歩く。15分くらい。4kg超えてるザックと、着替え等々を詰め込んだボストンバッグを持っているもんだからなかなか辛い。

スタート会場はすでにお祭り騒ぎ。EXPOは大盛況だ。そして予想通り必携品チェックを受ける人の長蛇の列。列！列！！既にチェックを終えている人のナンバーカード引換えは別の列らしく、待ち時間0秒でナンバーカードと参加賞をゲット。

ゲットだが…参加賞がすげー重い。中を見るとプロテインみたいなのが入っている。袋には500gと書かれている。さらにジェルが10本くらい入っている。なんだこれは。さらに荷物が増えた。謎のジェルはフィニッシュ後、佐藤にあげよう。

「今日はサポートしてくれてありがとうなー！あ、これ、今回のお礼(笑)UTMFの参加賞だから、走っていないと貰えないんだよ！」

というノリで(笑)。この時点で、そう心に決めた。

しかし参加賞Tシャツとタオル、さらに手ぬぐいはカッコいい！

スタートゲートからそこそこ至近の芝生の上にシートを引き、着替えと荷物の最終チェック。迷ったのやはりランシャツと上着だ。

風は…そんなにない。太陽は…曇っていてたまに拝めるくらい。富士山は…よく見える！最高気温は河口湖で23℃くらい。最低気温は忘れたけど10℃前後。雨は降らないらしい。

荷物預けの時間ギリギリまで周りのランナーの様子を伺いつつ(長袖やウィンドシェルが多いぞ)、最終的に上半身は半袖＋アームカバーというスタイルでファイナルアンサー。走ったら絶対暑くなる。

また散々悩んだ結果、ザックには薄手の長袖を忍ばせる。現時点の天気予報と経験値からいって、半袖＋アームカバー＋レインジャケットで大抵は凌げる。レギュレーションとしてはホワイトランニングジャケットを持っているが、流石に4月下旬に出番はないと踏んだ。つまりWRJはワーストケース。ワーストケースの一歩手前で薄手の長袖というわけだ。

荷物を預けたら写真を撮ったり、EXPOを見たり。少し早めにスタートゲートに並ぶも、大陸系の人々に囲まれる。日本人を求め、少し前へ出る。

スタートに先立ち鏑木さんの挨拶や、UTMFのテーマソングとして書き下ろしたOut Of The World(だったかな？)の生演奏。周りのランナーは「眠くなる曲だなー。もっと激しい方がいい」と言っていたけど、なんだろう。内に秘めた熱い思いが徐々に高ぶっていく感じが自分は好きだ。

そして、2018.4.27 12:00JST 92km、4100mD+に及ぶSTYスタート。

-----

レース編とか言いながらまだ一歩も走ってないが、次回で終わらせる予定。